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聖光学院初V 県勢17年ぶりの栄冠/春季東北高校野球

聖光学院初V 県勢17年ぶりの栄冠/春季東北高校野球

優勝旗を授与され、ベンチ前に整列する聖光学院ナイン=岩手県営野球場

 第57回春季東北地区高校野球大会最終日は14日、盛岡市の岩手県営野球場で決勝を行った。
 6年ぶり2度目の決勝進出を果たした本県第1代表の聖光学院は、6―3で仙台育英(宮城第1代表)を下し、春と秋を通じて初の東北大会優勝を決めた。
 春季東北大会での県勢優勝は、1993(平成5)年に学法石川が能代商を破って優勝して以来17年ぶり。
 聖光学院は同点で迎えた7回に、しぶとく安打で出塁した走者が積極果敢に盗塁を仕掛ける機動力で得点機を演出すると、打線が爆発して一挙4得点、勝利を呼び込んだ。

 三瓶、執念の決勝打
 勝利への執念が乗り移ったかのような打球だった。聖光学院の3番三瓶央貴(3年)は差し込まれたが、バットの根元で捕らえた打球は右翼手の前に落ちた。東北大会初優勝に導く決勝打だった。
 中盤まで互いに点を奪い合い譲らない展開となった決勝。ハイライトは7回裏に訪れた。1死二、三塁。三瓶の打席。相手は5回途中から継投した仙台育英のエース左腕木村謙吾(3年)。
 勝敗を決めた場面。三瓶に送られたサインは「スクイズ」。「対応できなかった」と振り返る三瓶のバットは空を切る。しかし、三走村島大輔(3年)が必死で戻り、勝負は振り出しとなった。
 「内野ゴロでもいい。小さく振れ」との伝令で気持ちを切り替えた三瓶。ステップを小さくして、内角高めの直球を振り抜いた。打球は決勝点となる2点適時打。「やり切る」という今大会のテーマを体現する打撃だった。
 「優勝は目的ではなかった。夏に負ける怖さを克服するのがテーマ。試合に没頭してやり切った結果。選手たちを誇りに思う」と斎藤智也監督は語った。初の東北王者の座をつかみ取った聖光学院。あと1カ月後には、今大会で得た“勝負勘”を生かす夏の大会が待っている。
(2010年6月15日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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