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▽3位決定戦
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学福が44年ぶり東北へ 2点差逆転サヨナラ
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【学法福島―原町】9回裏学法福島2死二塁、渡辺拓の右前打で二走山内が生還しサヨナラ勝ち。捕手阿部=開成山球場
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第62回秋季東北地区高校野球県大会第6日は25日、郡山市の開成山球場で3位決定戦を行い、学法福島が44年ぶり4度目となる東北大会出場を決めた。
学法福島は、序盤からの好機を生かし切れず、原町に2点のリードを許していたが、9回に4安打を集中させて3点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。
聖光学院と日大東北の決勝は、聖光学院が千葉国体に出場するため、国体出場後の29日〜10月4日に同球場で行う。
毎回走者を出しながら、攻めあぐねた学法福島が9回に4安打を集中して3点を奪い、原町に逆転サヨナラ勝ちした。
序盤に2点のリードを許した学法福島は毎回安打で反撃したが、2度の併殺などで得点を阻まれた。迎えた9回、先頭の上原が左前打で出塁すると、二盗に成功。塩瀬の左中間への二塁打、山内の中前打で同点に追い付いた。続く菊地の犠打で2死二塁から渡辺拓が右前打を放ち、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
原町は2回に4安打で2点を先行したが、追加点を奪えなかった。
殊勲打の渡辺拓 試合ごとに急成長
劇的な幕切れが待っていた。東北大会出場が懸かった一戦。序盤から拙攻に苦しんだ学法福島は、伏兵渡辺拓実(1年)の一振りでサヨナラ勝ちを収めた。
9回2死。2点差を追い付き、サヨナラの走者を二塁に置いて押せ押せムードの中、藤森孝広監督は「延長戦になってもいいから、悔いなく振ってこい」と渡辺を送り出した。渡辺は「同点に追い付いた勢いのまま『魔法にかかっている』と思い込み、振り抜いた」と打席を振り返る。
追い込まれてから高めの逃げるスライダーに食らいついた。打球は右前に落ちた。「渡辺の表情を見て打つと確信した」という二走の山内武(2年)は、足が早い方ではないが迷わず三塁をけった。ナインの思いが渡辺のバットに乗り移り、サヨナラ劇を生み出した。
打撃が得意ではないという渡辺は、準決勝で聖光学院の芳賀智哉(2年)から2安打を記録、自信が芽生え始めていた。県北支部予選では三振が多く、県大会ではグリップの位置やヘッドの高さなどを工夫、向上への努力を怠らなかった。
試合を重ねるごとに着実に力をつけている1年生。東北大会での経験は渡辺をさらに大きく成長させるだろう。
(2010年9月26日 福島民友・高校野球ニュース)
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