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 ▽2回戦
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聖光学院コールド発進 初回に9点、鶴岡東圧倒

聖光コールド発進 初回に9点、鶴岡東圧倒

【聖光学院―鶴岡東】1回裏聖光学院2死満塁、走者一掃の右越え三塁打を放ち、塁上でガッツポーズを見せる遠藤雅=天童市スポーツセンター野球場田

 第63回秋季東北地区高校野球大会第2日は9日、山形県の山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム、天童市スポーツセンター野球場で再試合を含め2回戦7試合を行った。本県第1代表の聖光学院は鶴岡東(山形第2代表)と対戦し、11―3の7回コールド勝ちで準々決勝に駒を進めた。第2代表の日大東北は東陵(宮城第3代表)と戦い、3―4で惜しくも敗れた。第3代表の学法福島は光星学院(青森第1代表)に0―16の7回コールドで敗退した。聖光学院は第3日の10日、天童市スポーツセンター野球場の準々決勝第1試合(午前10時開始予定)で仙台育英(宮城第2代表)と対戦する。

 3年ぶり「センバツ」へ視界良好
 
聖光学院が3年ぶりの「センバツ」に向けて好発進した。昨年の東北大会で手痛い敗戦を味わった3年生の意志を受け継いだナインが、グラウンド上で「不動心」を表現した。
 昨年の東北大会初戦。聖光学院は7点差をひっくり返され、専大北上(岩手)に苦汁をなめた。4番として悔しさを味わった遠藤雅洋(2年)が初回にいきなり見せた。
 6点をリードして迎えた2死満塁。「ここで一気に攻め込んでやる」。3番に座る遠藤は、こう固く決めて打席に臨んだ。真ん中に入ってきた直球を振り抜いた。打球は走者一掃の右越え三塁打。「昨年は悔しかった」。三塁上で決めた気合の入ったガッツポーズが遠藤の気持ちを表していた。
 雨が降り続くグラウンド。しかし、決して攻撃の手を緩めることはなかった。5回には遠藤の一、二塁間を破る安打などで2点を追加した。主将の中村星太(2年)は「ミーティングでやり切ろうと言ってきた」。昨年の教訓を生かせたことを強調した。
 次戦の準々決勝は春の東北大会決勝でも対戦し、打ち破った仙台育英。「絶対優勝してセンバツに行きたい」と遠藤。「センバツ」出場に向けてナインにすきは見えない。
(2010年10月10日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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