高校３年生が、伸び伸びとした雰囲気の中で白球を追い掛けた交流試合

　いわき市の平工高で、今夏で野球部を引退した高校生による交流試合が行われた。今年は震災の影響で試合数も少なかったため、関係者が生徒たちに「野球を思い切りやらせてあげたい」と企画。参加した生徒たちが熱戦を繰り広げ、３年間の高校野球生活を締めくくった。
　同市の平工高、いわき光洋高、郡山市の郡山北工高の野球部に所属していた３年生が参加。甲子園出場が懸かった緊迫した状況とは違い、伸び伸びと白球を追い掛けた。試合終了後、生徒と保護者が感謝の言葉を交わし合う場面も見られた。
　また、関東在住者が多く集う有志の団体「東北飛翔の会」のメンバーが、座談会を企画。３校の高校生が学校の枠を超え、「未来について」をテーマに語り合った。
　交流試合は２６日に行われた。
（２０１１年１１月３０日　福島民友・高校野球ニュース）