放射線対策に入場行進の省略やシートノック短縮
県高野連が同日開いた運営委員会では、出場選手やスタッフ、観客に対する放射線対策についても申し合わせた。
入場行進の省略など開会式の簡略化をはじめ、シートノックの時間を短縮するなど選手らが球場にいる時間を短くする。また、ボールボーイら試合補助役員は、2日連続での配置を避けることや一日の中でもローテーションを組むなど、参加者が浴びる線量をできる限り抑える対策をとる。
福島大会期間中、球場内5カ所で放射線量を測定する。基準となる数値や測定結果を受けた対応は、県高野連が今月中旬に福島市で開く専門家を招いた放射線研修会の後に協議する。このほか、被災者支援として復興キャンペーンを実施する。
郡山市のビッグパレットふくしまに避難している住民約100人を開会式に招待するほか、入場料の無料化、球場に「がんばろう日本」の横断幕を掲げる。
(2011年6月2日 福島民友・高校野球ニュース)
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