【夏の福島大会展望】 予想外の好試合に期待
震災や原発事故の影響で夏の前哨戦となる春季大会が中止となり、各校の現段階での実力を図りきれない中で迎える今大会。昨年の秋季大会を制した第1シード聖光学院を筆頭に、順当ならシード校中心の戦いとなるところだが、各校の秋からの成長ぶりが読めないだけに、初戦から予想外の好ゲームが期待できそう。
第1シード聖光学院のブロックは、聖光学院を軸に戦いが進みそうだが、昨年準優勝の光南、4強の白河が入り、注目される。第4シード原町のブロックは、サテライト校というハンデを背負う唯一の県立校シード原町の戦いぶりも注目。1回戦の郡山―安積など同支部対決も見もの。
第3シード日大東北のブロックは、初戦から実力伯仲の対決となりそう。サテライト校で練習に励む昨年の4強小高工と湯本の対決など激しい戦いが繰り広げられそうだ。第2シード学法福島のブロックは、44ぶりのシードを獲得した学法福島が各校の挑戦をどのように受けるかが見どころ。
(2011年6月24日 福島民友・高校野球ニュース)
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