開幕戦で始球式を行う双葉リトルの渡辺投手と万崎捕手

　開幕戦始球式という注目の舞台に立った、双葉リトルの渡辺玲磨投手（原町一中１年）と万崎龍汰捕手（猪苗代・東中１年）。ボールが万崎捕手のミットに収まると、２人の顔からは笑みがこぼれた。
　小学６年生の頃からバッテリーを組んでいたが、原発事故の影響で現在は離れ離れ。渡辺投手は南相馬市原町区で、万崎捕手は猪苗代町で生活している。
　震災を乗り越え、グラウンドを踏み締めながら行進する高校球児の姿に勇気をもらったという２人。「自分たちも野球を続け、高校生になったら、甲子園を目指したい」と口をそろえた。
（２０１１年７月１４日　福島民友・高校野球ニュース）