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古豪・双葉の「夏」終わる 粘り強さ、次世代に希望
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【双葉―白河旭】試合終了後、涙を拭いながらベンチに引き揚げる双葉ナイン=白河グリーンスタジアム
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1点のビハインドで迎えた9回2死一、三塁。「終わるなー」。ベンチからの叫ぶような声援は最後の打者のバットが空を切る音とともに静まり返り、双葉の夏の終わりを告げた。
震災の影響で2、3年生14人が転校。主将の岩田智久(3年)は「活躍を見せて、たくさんの新入部員に入ってもらいたかった」と奮起。「挑戦・感謝・犠牲心」を合言葉にチームを一つにまとめた。平日は、サテライト協力校の練習にそれぞれ参加、週末は空いているグラウンドを探して全体練習を行った。転校した主力の代わりに守備位置の変更を申し出た選手もいたという。
毎回のように得点圏に走者を背負いながらも、粘り強い守備を見せた双葉ナイン。3年生が引退すれば部員は5人となるが、「双葉の名前を残してほしい」と岩田。次の世代に希望を託した。
(2011年7月22日 福島民友・高校野球ニュース)
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