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原町は再集結の仲間一丸 追撃、一時2点差も
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【東日大昌平―原町】試合終了後、涙を拭きながらベンチに引き揚げる原町ナイン=開成山球場
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サテライト実施校ながらシード校として勝ち上がってきた原町だったが、前回大会で勝った東日大昌平に6回コールド負けを喫し、「特別な夏」の闘いの幕を下ろした。
震災後はチームが散り散りになったが、「原高で野球がしたい」との思いから選手たちが再集結、5月8日から甲子園を目指して再び始動した。
浪江、相馬東の相双勢を破ってきた東日大昌平。「絶対に負けられない」と選手一丸となり、一時は2点差まで詰め寄ったが、主将福島雄飛(3年)が「気の緩みが出たのかもしれない」と振り返った6回に、まさかの大量失点。無念の敗戦となった。
3年生が抜けると、原町の選手は2年生3人しか残らない。しかし、選手たちは愛するチームの存続を諦めてはいない。選手の中で最後に転校先からチームに合流した本間嵩嗣(2年)は「転校した後も原町の仲間を忘れられなかった。このチームは無くさない」と思いを語った。
先輩たちの熱い思いは震災、原発事故という困難を乗り越え、脈々と受け継がれる。
(2011年7月24日 福島民友・高校野球ニュース)
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