選手に声援を送る須賀川高の応援スタンド＝郡山市・開成山球場

　４１年ぶりに決勝進出した須賀川高のスタンドは、初優勝を信じて試合終了までナインに声援を送り続けた。４５０人の生徒が全校応援を展開するスタンドには４１年前の“決勝戦士”の姿も。当時、２番二塁手で出場した車田宏二さん（５９）は「今年のチームは一体感があり、１試合ごとに強くなっている」と後輩の成長に目を細めた。

　聖光の応援スタンド
　ベンチ外の選手や生徒らＶ５後押し
　聖光学院高の応援スタンドには、ベンチ入りできなかった選手をはじめ、ブラスバンドや生徒たちが黄色のメガホン片手にナインの５連覇を後押しした。鹿児島県の沖永良部島から入学した伊藤拓也選手（３年）は「精いっぱい自分ができることをしたい」とメガホンを握った。優勝が決まると、涙を流しながら喜びを分かち合っていた。
（２０１１年７月２９日　福島民友・高校野球ニュース）