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福田、不屈の闘志でプレー 守備でバットが左手首に
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【聖光学院―日南学園】5回表日南学園2死一、二塁、打撃妨害で左手が武元のバットに接触し、倒れ込む捕手福田=甲子園
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「チームに申し訳ない」。5回の守備で打者のバットが左手首近くに当たたり、グラウンドに倒れ込んだ捕手福田瑛史(3年)は悔しさを表した。
試合終了後にメディカルチェックを受けて打撲と診断され、大事とはならなかったが、ハイタッチは全て右手で応じるほどの痛さを感じながらのプレーだった。しかし、不屈の闘志でプレー。「アドレナリンが出ていたので打撃では痛さを感じなかった」。その言葉通りに7回、逆転打となる右犠飛を放つなど、負傷しながらも闘志あふれるプレーでナインを引っ張った。
三塁コーチャー・宗形、勝利の陰の立役者
聖光学院の二走、中村星太(3年)が勢いよく三塁に走ってくると、三塁コーチャー宗形光(3年)は大きく腕を振り回し、本塁へと導いた。中村がスライディングして生還した瞬間、劇的な勝利が決まった。
10回1死二塁の好機で歳内宏明(3年)が放った右前打。宗形は「厳しいかも」と一瞬迷いはしたが、「返球がずれる可能性もある。失敗しても次の回がある」と思い直し、本塁への強行を決断。その読みが的中して返球はやや左側にずれ、中村が無事生還した。
勝利の陰の立役者となった宗形は「あそこで勝負しないと悔いが残ると思った」と役割を果たした満足感をにじませた。
(2011年8月7日 福島民友・高校野球ニュース)
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