第９４回全国高校野球選手権福島大会は２１日、福島市のあづま球場など６球場で行われる３回戦で第６日からの後期日程が始まり、高校球児あこがれの甲子園を目指す熱戦が再開する。
　２１日は各球場で３回戦を２〜３試合ずつ計１６試合行い、ベスト１６が決まる。４回戦は２３日、準々決勝は２４日に行われる。移動日の２５日を挟み準決勝は２６日、決勝は２７日に行われる予定。

　焦点は聖光学院、史上初の６連覇なるか
　後期日程は、全国区の強豪に成長した聖光学院が史上初の６連覇に挑み、地力通りに再び甲子園出場を果たせるかが最大の焦点となる。３回戦では伝統校安積が連覇阻止へ後半戦の先鋒となる。また会津支部の雄会津工は今大会２勝し夏通算９９勝とした。３回戦は古豪福島商と激突、１００勝達成なるかも注目される。創部初の３回戦進出を果たした福島南は福島と同一地区対決で、目標の１６強入りに挑戦する。
　被災がなお癒えない相双支部の小高工が苦難の中でも続けた連続ベスト４を今夏も継続できるかも見所となっている。
（２０１２年７月２０日　福島民友・高校野球ニュース）