【聖光学院・戦力分析】確実な攻撃、堅守が光る
福島大会は投打で他校を圧倒した聖光学院。全6試合で59安打、45打点と、好機を確実に生かして畳み掛ける攻撃が目立った。守備も2失策と堅守を誇る。5失点の投手陣と合わせて守備は鉄壁だ。
チーム打率は3割2分1厘。攻守でチームを引っ張る長井は4割5分5厘をマークし、8打点と好機に強い。4番園部は4割3分5厘の高打率に2本塁打と長打力も光る。川合は無安打に終わったが、甲子園での復活に期待。投手陣は岡野と飯高の左右の二枚看板が奮闘。岡野は最速140キロの直球と切れ味鋭い変化球を武器に、33回2/3で4失点。飯高は左腕から130キロ中盤の直球と、落ちる変化球で16回を1失点に抑えた。
プロ注目の好投手を打ち崩してきた聖光打線。甲子園では好調な打線に加え、お家芸の機動力を駆使したいところだ。
甲子園で対戦する全国レベルの投手や相手打線に、どれだけ聖光学院の野球を発揮できるか。戦いぶりに注目が集まる。
(2012年8月2日 福島民友・高校野球ニュース)
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