日大三の投手を想定した打撃練習で快音を響かせる聖光学院ナイン＝神戸市

　第９４回全国高校野球選手権大会第４日（１１日）の１回戦第２試合で大会連覇を狙う日大三（西東京）との対戦が決まった聖光学院ナインは６日、神戸市の神戸弘陵学園高で約２時間、練習に汗を流した。
　組み合わせ決定後、最初の練習となったこの日は、日大三のエース斉藤風多（３年）と大場遼太郎（２年）の２人の右腕を想定した打撃練習を行った。
　ナインは練習前に両投手の映像を確認し、本番をイメージしながら快音を響かせた。平野雄馬（３年）は「調子は上がっている。体の軸を意識して、開かずに打っていきたい」と意気込んだ。投手陣はブルペンで打者を立たせた状態で投球練習を行った。エース岡野祐一郎（３年）らは内外のコーナーに直球や変化球を丁寧に投げ分けていた。斎藤智也監督は強豪校との対戦をにらみ「ヒットの本数と得点の開きを少なくしたい」と話していた。
　大会は、４９代表校が参加して兵庫県西宮市の甲子園球場で８日に開幕し、１５日間の熱戦がスタートする。７日は午前９時から入場行進、選手宣誓などの開会式リハーサルを行う。
（２０１２年８月７日　福島民友・高校野球ニュース）