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▽1回戦
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聖光学院、日大三に競り勝つ 3年連続の初戦突破
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大会連覇を狙った日大三との接戦を制し、笑顔で応援席に向かう聖光学院ナイン=甲子園
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第94回全国高校野球選手権大会第4日は11日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦4試合を行い、6年連続9度目出場の本県代表・聖光学院は第2試合で、史上7校目の連覇を狙った日大三(西東京)と対戦。息詰まる投手戦となったが、聖光学院が2−1で競り勝ち、3年連続の初戦突破を果たした。
聖光学院は大会第9日の16日、2回戦第1試合(午前8時開始予定)で、浦和学院(埼玉)と対戦する。
昨年覇者から初回鮮やか先制
喉から手が出るほど欲しかった先制点。聖光学院は1回、安打に盗塁や犠打を絡めて先制点を奪取した。その裏にはナインの緻密な観察力と伝統の機動力があった。
先頭打者の安西聡(3年)は試合開始直前、日大三の先発斉藤風多(同)の投球練習を見詰め、ある考えを持った。「初球は変化球で来る」。読みは的中、初球のスライダーを鮮やかに中前にはじき返した。犠打で二進した安西は、斉藤の走者への警戒が薄いことに気付く。「隙があれば狙える」。4番園部聡(2年)の打席の2球目に盗塁を仕掛け、50メートル5秒9の俊足で三塁を陥れた。
打席の園部は「最低でも外野フライで先制点が奪える」と言い聞かせ、バットを握り直した。ストライク2球を見逃して追い込まれたが、際どい球はファウルで粘った。フルカウントで迎えた9球目。高めに浮いた球を力強く振り抜くと、白球は空高く舞い上がった。「少し浅いか」。打球の行方を追いながら園部は感じたが、三塁から生還を狙ういだてんにとっては十分過ぎる飛距離。安西が本塁を駆け抜けると、ベンチやスタンドからは歓声が上がった。
(2012年8月12日 福島民友・高校野球ニュース)
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