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氏家主将、チームけん引 「自分たちの野球ができた」
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5回のピンチに伝令としてマウンドに駆け寄り、ナインに声を掛ける氏家主将(中央)=甲子園
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3年連続の初戦突破を果たした聖光学院ナイン。機動力で揺さぶり、好機を確実に得点に結び付ける同校伝統の野球スタイルで勝利をたぐり寄せた。接戦にも動じないチームに成長した陰には、誰よりも聖光学院の野球に憧れ続けた氏家颯俊(そうしゅん)主将(3年)=桑折町・醸芳中出身=の勝利への強い思いがあった。
出場機会はなかったものの、ベンチから「一回一回やり切るんだ」と声援を送り、ナインを鼓舞し続けた氏家主将。5回の一打逆転のピンチには、伝令としてマウンドに駆け寄り、「まだ試合の中盤。同点でも大丈夫」と声を掛け、笑顔でナインの緊張を解いた。
長井涼捕手(3年)が「チームの支柱で頼りになる存在」と評する主将の言葉で、選手たちは集中力を切らさずに無失点でしのいだ。氏家主将は「厳しい試合になると思っていたが、自分たちの野球ができた」と手応えを口にする。
部員数140人を超える大所帯の主将として、チームをまとめる苦労もあったというが、毎日行うミーティングで「夏は全員の力を合わせなければ勝てない」と訴え、ナインの心を一つにしていった。憧れのチームで甲子園のひのき舞台に立った氏家主将は「いろいろな人に支えられていると感じる。しっかりと最後まで自分たちの野球をしたい」と言い切る。目標に掲げる初の全国制覇へチームを引っ張る。
(2012年8月12日 福島民友・高校野球ニュース)
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