８回、待望の追加点に沸く聖光学院の応援スタンド＝甲子園

　１点を争う緊迫した試合を戦い抜き、初戦をものにした聖光学院ナインのプレーは、三塁側アルプスに詰め掛けた８００人以上の在校生や保護者、控え選手の胸を熱くさせた。
　最後まで投げ抜いたエース岡野祐一郎投手（３年）の父智之さん（４９）は「一時はハラハラしたがよく抑えてくれた。守備にも助けられた」と安堵（あんど）の表情を浮かべた。
　会員約３０人と応援に駆け付けた関西県人会の箭内一会長は「全体のレベルが上がっている。次も期待できる」と笑顔。メガホンを手に精いっぱいの声援を送り続けた同校の畠優香さん（２年）は「仲間を信頼できているのが強み。勝てて本当に良かった」と話した。
（２０１２年８月１２日　福島民友・高校野球ニュース）