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小高工を「選抜21世紀枠」候補校に推薦 県高野連
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21世紀枠の候補校などを承認した理事会
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県高野連は9日、福島市で理事会を開き、来春の第84回選抜高校野球の21世紀枠候補校に小高工を推薦することを決めた。また、秋季東北大会で準優勝した聖光学院のほか、同大会で1勝した学法福島を一般推薦校とすることを承認した。
小高工は2007(平成19)年に続き2度目の候補校となった。東京電力福島第1原発事故で校舎が20キロ圏内の警戒区域に含まれ、生徒が県内5校のサテライト協力校に分散するハンデを背負いながら、秋季県大会で8強入りした活躍が高く評価された。さらに今夏の第93回全国高校野球選手権福島大会でベスト4に進出した実績も評価された。
小高工野球部員は、相馬市の旧相馬女高の敷地内に設置された仮設校舎で学ぶ。今月に入ってからは、平日は球場ではなくテニスコート脇の10メートル四方の空きスペースで基礎練習を中心に汗を流している。週末は県内高校の協力を得ながら、各校のグラウンドで練習試合や練習に励んでいる。鈴木康雅部長は「選ばれて正直驚いている。練習環境は厳しい状況だが、選手たちは決して弱音を吐かず、心を一つしてに練習している。もし、選抜大会に出場できるならば、これ以上の舞台はない」と語った。
理事会では、日本学生野球協会の優秀選手に聖光学院・小沢宏明前主将(3年)を推薦することも承認。本年度の行事報告と来年度の行事計画などを協議した。
21世紀候補校については今後、東北地区高野連で21世紀枠に推薦する東北地区の推薦校1校を決定する。
(2011年11月10日 福島民友・高校野球ニュース)
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