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聖光、逆境に負けぬ 除染と降雪で練習不足も
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センバツ出場が決まり、グラウンドを駆けだす聖光学院ナイン=伊達市・聖光学院野球場
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「喜んでくれ!センバツ出場が決まったぞ」。雪に覆われる冬の聖光学院野球場に春のセンバツへの招待状が届いた―。27日、第84回選抜高校野球大会に4年ぶり3度目の出場を決めた聖光学院(伊達市)。新井秀校長を通してもたらされた待ちに待った吉報に、ナインたちは割れんばかりの歓声で喜びを表した。
午後3時すぎ。電話のベルが3回鳴り、受話器を取った新井校長に大会本部から「出場決定」の知らせが届いた。今大会は東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの復興に向けて歩む本県、そして東北地区代表として臨む大会となる。
「避難生活を余儀なくされている人もいる。小さいことかもしれないが、プレーする姿を見てもらい、何か感じてもらえれば」と氏家颯俊主将(2年)。被災地の代表としての思いも胸に甲子園に乗り込む意気込みを示した。
聖光学院は除染のため、昨年12月にグラウンド全面の表土を入れ替えた。その影響と降雪のため、昨年11月下旬から内野を使った実戦的な練習はできておらず、2月中旬まで本格的な練習ができない中でセンバツに臨む。だが、「(出場する全校の)条件が同じだと思わないと勝てない」と斎藤智也監督。氏家主将も「除染はハンディと捉えていない」。ナインの思いは同じだ。選手たちは大舞台で逆境に負けない姿を見せるつもりだ。
(2012年1月28日 福島民友・高校野球ニュース)
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