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「故郷・石巻にも勇気を」 聖光学院エース・岡野
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「石巻の人にもプレーで勇気を伝えられたら」と意欲を燃やす岡野投手
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東日本大震災で宮城県石巻市の実家が津波の被害を受けた聖光学院のエース岡野祐一郎投手(2年)。初の大舞台だが、舞い上がらず「福島と石巻の人たちに、プレーで勇気を伝えられたら」と復興への思いを忘れない。
実家は津波で1階が浸水。昨年11月、震災後初めての帰郷では、自宅周辺でがれきの山となった公園を見た。「言葉に言い表せなかった」。地元の石巻工は、21世紀枠で同じくセンバツ出場を決めた。同校には、シニア時代に一緒に白球を追った仲間がいる。「同じ舞台で対戦できたら」と、同じ痛みを持つ仲間との再会を期待する。
憧れの選手は、阪神タイガース入りした1学年上の歳内宏明投手。本県の思いを背負い甲子園で好投した歳内投手からエースの座を受け継ぎ、「歳内さんのように戦えたら。自分の長所の気持ちを前に押し出す投球で、全国のバッターと戦いたい」と意気込む。
福島と石巻―。二つの被災地の思いを右腕に乗せ、大舞台での飛躍を誓う。
(2012年1月28日 福島民友・高校野球ニュース)
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