佐藤知事に選抜大会での抱負などを語る斎藤監督（中央）と氏家主将（右）

　第８４回選抜高校野球大会に出場する聖光学院の斎藤智也監督、氏家颯俊主将（２年）ら４人は１６日、出場報告のため県庁を訪れ、佐藤雄平知事に大会に向けた抱負を語った。
　訪問したのは、このほか横山博英部長と遠藤道雄理事長。氏家主将は「避難を余儀なくされている人もいる中、（自分たちの）できることはプレーすること。小さいことだが、何かを届けることができればと思っている。声援と支援をお願いします」と意気込みを語った。
　佐藤知事は「昨年の夏は大きな勇気をもらった。平常心で甲子園でも頑張ってきてもらいたい。元気が復興につながっていく。期待しています」と激励した。
　斎藤監督は全国高校サッカー選手権で県勢初のベスト４に進出した尚志高や、箱根駅伝で４年連続区間賞を獲得した柏原竜二（東洋大４年、いわき総合高）を例に「尚志高や柏原君の活躍のような報告をできるように頑張りたい」と活躍を誓った。
　選抜大会は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で３月２１日に開幕する。組み合わせ抽選会は同１５日、大阪市で開かれる。昨秋の東北大会で準優勝した聖光学院は４年ぶり３度目の出場。
（２０１２年２月１７日　福島民友・高校野球ニュース）