甲子園で開会式に臨む聖光学院ナイン

　甲子園球場で２１日に開かれた、第８４回選抜高校野球大会の開会式。出場３２校の選手たちは約２万人の大観衆の中、これから始まる熱戦に闘志を燃やした。
　４年ぶり３度目の「センバツ」出場となる聖光学院ナインは、選抜旗を手にした氏家颯俊主将（３年）を先頭に堂々とした行進。佐久間悠次（２年）の掛け声に合わせて大きく腕を振り、きびきびとした足の運びで「聖地」を踏みしめた。
　入場行進曲は人気アイドルグループＡＫＢ４８の「Ｅｖｅｒｙｄａｙ、カチューシャ」。外野入り口に集合した３２校の選手は、ブラスバンド演奏と観客の手拍子に合わせ、北から順に入場した。開会宣言、大会旗などの掲揚に続いて昨年の優勝校、東海大相模（神奈川）が優勝旗を返還。２１世紀枠として初出場を果たした石巻工（宮城）の阿部翔人主将（３年）が「見せましょう。日本の底力、絆を。今、野球ができることに感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います」と選手宣誓した。
（２０１２年３月２２日　福島民友・高校野球ニュース）