minyu-net

スポーツ ホーム 県内ニュース 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
> 高校野球ニュースTOP > センバツニュース

光る采配、打撃的中 聖光・京田が狙い定め先制打

 届きそうで届かなかった「センバツ」の壁をついに打ち破った。初出場から5年越し、3度目の挑戦で悲願を達成した聖光学院。価値ある「春1勝」を呼び込んだのはナインと指揮官の的確な観察眼だった。
 初回に1死満塁の好機を作りながら、後続が凡退して無得点。「先制攻撃」に失敗して流れをつかみ損ねた聖光学院。序盤から打者陣は鳥羽のエース五味拓真(3年)が投じるスライダーに苦しんだ。低めのコースに決まる変化球。この球種をどう攻略するかが勝負の分かれ目となっていた。
 斎藤智也監督は中盤、ナインにアドバイスを送る。「スライダーの曲がりっぱなをはじけ」。指揮官が振るったタクトに、ナインは確実に応えた。グラウンド整備後の6回から打者陣はバッターボックスぎりぎり、投手寄りでバットを構え、五味の「横滑りするスライダー」を曲がる前に捕らえる作戦に切り替えた。「その時」を待っていた7番京田世紀(3年)のバットがその球を捕らえた。6回2死二塁。狙い通りに入ってきたスライダーを中前へ。「ジャストミートじゃなかったので、走りながら『抜けろ、抜けろ』でした」。待望の先制打となり、均衡を破ると、7回にも追加点を上げ、勝利の流れを確実なものにした。
(2012年3月27日 福島民友・高校野球ニュース)



 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス
福島民友NEWSmart
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN