【両監督に聞く】聖光学院・斎藤監督「隙のないチーム」
ベスト8を懸けて2008(平成20)年の夏以来、約4年ぶりに対戦する聖光学院の斎藤智也監督(48)と横浜の渡辺元智監督(67)に意気込みなどを聞いた。
―相手チームの印象は。
斎藤「洗練された野球をする印象を持っている。守備、走塁、打撃ともにそつがなく、隙がないチーム」
渡辺「投手の防御率がよく、非常に守りがいい。まとまっていて緻密な野球を身に付けている」
―試合展開の予想は。
斎藤「1点差のロースコアの展開に持ち込み、勝利を手にしたい」
渡辺「少ない好機をいかにものにするか。食らいついて好機で点を取れれば」
―警戒する選手は。
斎藤「エースの柳は多く点を取れる選手ではない。攻略は難しくなると思っている」
渡辺「一番はエースの岡野。スライダーと直球をどう攻略するかが鍵。積極的に打っていければいい」
―チームの仕上がりは。
斎藤「初戦は選手に気負いがあったことを否定できなかったが、次は平常心で対応してくれると思っている」
渡辺「(1回戦は)満足のいくものじゃなかった。多くを望まず、できることをやってくれればいい」
―意気込みを。
斎藤「(前回の対戦より)進歩、進化している自負がある。互角の試合をしたいと思っている」
渡辺「相手は震災地のチームで、より強い闘志を持って臨むことが礼儀。全力で戦いたい」
(2012年3月29日 福島民友・高校野球ニュース)
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