開会式で選手宣誓する郡山商の鈴木主将

　第６４回春季東北地区高校野球県大会は１７日、郡山市の開成山球場で開幕した。昨年は東日本大震災と原発事故の影響で中止となったため２年ぶりの開催。初日は１回戦２試合を行い、田島が９―３で相馬を下し、光南が１０―３で小高工を退けた。第２日の１８日は、同球場と白河市の白河グリーンスタジアムで１回戦６試合を行う。

　「県民の笑顔のためプレー」　郡商・鈴木主将が宣誓　
　開会式では、出場３０校がグラウンドの感触を確かめるように一歩一歩踏みしめながら力強く入場行進した。県高野連の菅野貴夫会長は「若さあふれるはつらつとしたプレーをしてほしい。未来に結びつく素晴らしいプレーを期待しています」とあいさつ。郡山市の渡辺保元副市長、県野球連盟の花沢興一会長が激励の言葉を述べた。
　出場校を代表して郡山商の鈴木隆志主将（３年）が「苦難な時代だからこそ野球道を通して、皆さんに元気を発信できると信じています。県民の笑顔のために全力で最後まで諦めず一生懸命プレーすることを誓います」と選手宣誓した。
（２０１２年５月１８日　福島民友・高校野球ニュース）