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聖光学院、投打に隙なし エース石井が無安打無得点

聖光学院、投打に隙なし エース石井が無安打無得点

【光南―聖光学院】103球の熱投で秋季県大会37年ぶりの無安打無得点を達成した聖光学院のエース石井=いわきグリーンスタジアム

 いわき市のいわきグリーンスタジアムで24日に行われた第64回秋季東北地区高校野球県大会第6日の準決勝で、白河が19年ぶり、聖光学院が7年連続の東北大会出場を決めた。白河は4回に4点を奪い、4―3で福島東を振り切った。聖光学院はエース石井成(1年)が無安打無得点を達成、4―0で光南を下し県内公式戦の連勝を80に伸ばした。福島東と光南は東北大会への最後の切符を懸けて3位決定戦に臨む。最終日の25日は同球場で決勝と3位決定戦が行われる。

 秋季県大会37年ぶりの大偉業
 常勝軍団の1年生エースが37年ぶりの大偉業をやってのけた。聖光学院のエース石井成(1年)は打者29人に対し、2死球と一つの失策で出塁を許したのみ。「全然、記録のことは分からなかった」。無安打無得点の達成を知ったのはゲームセット後。「守備に助けられた」と無心の投球が大記録を呼び込んだ。
 開始直後から降りしきる雨。マウンドはぬかるんでいたが、石井にとっては関係なかった。120キロ中盤の直球とスライダーを主体に、右打者から逃げながら落ちるチェンジアップが小気味よく決まった。緩急の効いた投球で、光南打線がつけいる隙を与えなかった。斎藤智也監督は「こんな良い投球は初めて見た。よくやったと言ってやりたい」とたたえた。
 中学3年の時に左肘を故障し、手術で1年間投球の機会がなかった。それでもいわき市の実家を離れ、小学生の時から憧れていた聖光学院の門をたたいた。もちろん不安もあった。「最初は練習についていけなくて大変だった」。入学当時の持ち球は直球とカーブの2種類のみ。しかし、斎藤監督が「貪欲で人の話を聞いたら忘れない」と認める“吸収力”で変化球を次々に取得。この日も入学してから覚えたチェンジアップがさえた。
 「この経験で浮かれるタイプではない。まだまだ伸びしろがある」と斎藤監督。頼もしいエースを得た聖光学院は、史上初の7連覇へ死角はない。
(2012年9月25日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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