minyu-net

スポーツ ホーム 県内ニュース 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
> 高校野球ニュースTOP > 秋季高校野球ニュース
 ▽2回戦
能代
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
光南
1
0
0
0
0
0
0
2
×
3
                                            
光南、6年ぶり勝利 エース・八木沢、気迫の110球完封

光南、6年ぶり勝利 エース・八木沢、気迫の110球完封

【能代―光南】110球の熱投で3安打に抑え、完封した光南のエース八木沢=信夫ケ丘球場

 三振を奪うたび、光南のエース八木沢天成(2年)の雄たけびが球場にこだました。「エースとして気合を入れて投げ込んだ」。県大会の背番号「10」から「1」へ。公式戦で初めてエースナンバーを背負った右腕が、110球の熱投で秋の東北大会6年ぶりの勝利をもたらした。
 エースはピンチの場面で一層燃えた。1点リードの7回、西日に照らされた左翼手の前に打球が飛んだ。ほぼ日差しと同じ高さのライナーは左翼手前でバウンド、グラブの脇を抜けて三塁打となった。
 「仲間が落ち込んでしまう。気合を入れ直して三振を狙った」。体全体をしなやかに使う八木沢の腕はさらに大きくしなり、三振、そして投ゴロで切り抜けた。相手に傾きかけた流れを気迫の投球で引き戻した。
 最速135キロの直球と90キロ台のカーブ、そして決め球のスライダーを巧みに使い分ける好リードでエースを支えた捕手が8回にバットで援護した。「とにかく1点がほしかった」。4番十文字優樹(2年)が左翼席に2点本塁打を放ち、勝負の流れは決まった。
 菅波智之監督は「『1番』にふさわしい投球。動じずに淡々と投げてくれた」とたたえた。ピンチで四球を怖がり自滅し、練習試合1試合で2けた四死球と安打を味わったこともあった。「励ましてくれた仲間に恩返しがしたかった。次もみんなを信じて投げたい」。“独り相撲”で自滅していた頃の八木沢の姿はなかった。
(2012年10月6日 福島民友・高校野球ニュース)



 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス

 民友携帯サイト
   NEWSmart

右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。

QRコード
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN