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「全力プレーで福島の元気に」 南会津・斎藤主将選手宣誓
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本県の元気につながる全力プレーを誓う南会津の斎藤主将=いわきグリーンスタジアム
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いわき市のいわきグリーンスタジアムで11日に始まった夏の高校野球福島大会は、震災、原発事故から2年4カ月の節目の日の開幕となった。「3・11」直後の4月に入学した3年生にとっては集大成の夏。原発事故による避難で部員不足に陥った高校もあるが、球児たちはプレーすることを諦めなかった。連合チームの結成などさまざな困難を克服し、選手たちは夏の舞台に立った。選手宣誓した南会津の斎藤怜摩主将(3年)は復興への力となることを信じ、全力プレーを誓った。まばゆい輝きを放つ球児たちの夏が始まった。
「自分たちが全力でプレーすることが福島の元気につながると信じている」。選手宣誓を務めた南会津の斎藤主将は、復興へ向かう本県の背中を後押しするような力強い宣誓で夏の開幕を告げた。宣誓で一番に伝えたかった思いは「浜通り、中通り、会津各地区の枠を超えて共に取り組む大切さ」。震災直後の混乱の時期に入学した自分たちが、「復興に向けてできることは何か」を文面に盛り込みたかった。
高校の先生の指導を受けながら試行錯誤の末に文面が完成したのは2日前。本番では、震災から学んだことや、苦楽を共にした仲間、周囲への感謝などを語った等身大の一言一言に球場からは大きな拍手と歓声が上がった。
(2013年7月12日 福島民友・高校野球ニュース)
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