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安達、10年ぶり8強進出 無失策でエース・菊地支える
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【安達−須賀川】10年ぶりの8強入りを決め、歓喜に沸く安達ナイン=鶴沼球場
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「狙い球だけ。思い切り振っていけ」―。開始直後の1回。雨が降りしきる中、渡辺一広監督の指示に呼応するように、安達ナインは電光石火の攻撃を見せた。
雨あしが急に激しくなり、投手にとって制球が難しい状況。安達打線は甘く入ったボールをことごとく打ち返し、一気に4点を奪った。
「夏になって変わった。ヒットでつないで点を取ろうという意識が強くなった」。渡辺監督が舌を巻くほど打線は上り調子。断続的に雨が降り続く中、守備も無失策でエース菊地香汰(3年)をもり立てた。菊地は148球の熱投。直球と、父から伝授されたスライダーの2球種のみで粘り強く投げ続けた。「終盤はかなり打たれて緊張した。最後の打者をゴロに打ち取り、一気に力が抜けた」。14安打を許しても自信のある制球力で、打者の内角を強気に、そして丁寧に突いた。
8強入りは、4強入りした85回大会以来10年ぶり。ノーシード校では唯一の勝ち上がりだ。菊地は「僕たちが8強に行けるとは思わなかったが、ここまで来たら甲子園を狙う」と口元を引き締めた。秋、春ともに支部予選で敗れ、県大会を出場を逃していた安達の進撃はまだ続く。
(2013年7月25日 福島民友・高校野球ニュース)
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