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いわき海星、監督も驚く上達 鮮やか連携にスタンド沸く
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1回戦で惜敗し、甲子園の土を集めるいわき海星ナイン=甲子園
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初出場の重圧を感じさせず、大舞台で奮闘したいわき海星ナイン。随所に好プレーが光り、甲子園のスタンドを沸かせた。
2回には1死から四球で出た走者を1−6−3の併殺に仕留め、序盤のピンチをしのいだ。若林亨監督は「見ていた自分もびっくりするほど鮮やかだった。津波で被災したグラウンドで練習していたことを思うと、素晴らしく上達した」と舌を巻いた。さらに6回には1死三塁のピンチにエース鈴木悠太(3年)がゴロを軽快にさばき、判断よく三塁に送球して走者を刺した。
積極的な攻撃も目立った。3回の1死三塁の先制機。打席の長谷川拓也(同)が思い切り振り抜くと、三塁線への鋭い当たりとなったが、相手の攻守に阻まれた。「(仮に)スクイズで1点を取って守りに入るのは良くないと判断した」と若林監督。「(打球が)抜けたと思ったが。相手がお見事だった」と振り返った。
敗れはしたが、わずか1失策の締まったゲームを披露した。「伸び伸びと自分たちのゲームをしてくれた。『よくやった』と言ってあげたい」。指揮官の表情が緩んだ。
(2013年3月24日 福島民友・高校野球ニュース)
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