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スタンドに広がる“絆” 全国からいわき海星・応援団集結
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憧れの舞台で躍動する選手たちに声援を送るいわき海星応援団=甲子園
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いわき海星のアルプススタンドには「支援の絆」が広がった。
埼玉県から応援に駆け付けた所沢西高吹奏楽部。生徒たちは震災後、グラウンドのがれきを片付けるためボランティアでいわき海星を訪れ、友情を深めた。部長の玉田尚子さん(3年)は「(いわき海星は)同じ高校生なのにはるかに大変な思いをしている」と演奏に力を込めた。
京都府の海洋高生徒約130人もスタンドに。同校は、実習設備が被災したいわき海星を支援しようと、潜水などの実習に協力。生徒会副会長の山下遥捺さん(3年)は「海の仲間として頑張ってほしい」と声をからして応援した。神港高(兵庫)はチアリーディングで盛り上げた。荒木千尋さん(2年)は「選手に被災地を元気づけるプレーを見せてもらった」と話した。
応援リーダーを務めたいわき海星の井上恭兵さん(3年)は「試合には負けたが、多くの人からこんなに応援してもらい、励みになった」と感謝を口にした。
(2013年3月24日 福島民友・高校野球ニュース)
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