minyu-net

スポーツ ホーム 県内ニュース 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
> 高校野球ニュースTOP > センバツニュース

聖光学院、終盤意地の反撃 序盤逸機、園部「夏絶対戻る」

聖光学院、終盤意地の反撃 序盤逸機、園部「夏絶対戻る」

【聖光学院−敦賀気比】8回裏聖光学院2死二、三塁、園部が左中間に適時二塁打を放つ=甲子園

 「調子のいい選手を並べて打順を組み替えた。初回からがんがんいって点を取りたい」。聖光学院の斎藤智也監督は4強入りを懸けた準々決勝で大胆な打順の組み替えを行った。
 立ち上がりの「抜け球」を心配していた最速140キロ台の敦賀気比のエース岸本淳希(3年)を相手に、序盤で主導権を奪う積極的な戦略。しかし、不運があった。2、3回戦の7番から打順を一つ上げた6番西村大樹(同)。2回1死から西村は左越えに二塁打を放ったが、7番伊三木駿(2年)が放った鋭い打球は二塁手の正面へ。飛び出した二走西村は戻れず、同点に追い付く好機は一瞬にしてついえた。
 「右打者は踏み込んで、スライダーを狙っていく」。試合前、「変化球狙い」を指示していた指揮官。2、3、4番の上位に右打者を並べ、3回戦で本塁打を放った主砲園部聡(3年)は3番に起用。その園部は一、4回の打席で指示通り外角のスライダーに反応したが、いずれも右飛。6回もスライダーをたたき、二ゴロに終わった。
 「外角中心の配球を予想し、右方向への打球を意識していた。打球が野手の正面にいってしまった。打たれても、粘り強い投手だった」と園部。狙いは確かだったが、序盤にチームを勢いづける一本が出なかった。
 5回終了後、斎藤監督から「ここで終わったら、つまらない。次につなげよう」と鼓舞され、ナインは終盤に意地の反撃を見せた。園部は8回、カウント3−0から外角直球を捉え、2点適時打。「四球ではつまらない。次につなぐため思い切り振った」と強調した。積極的な攻めで県勢初の4強入りを狙った聖光学院。しかし、逆に敦賀気比の強打の前に主導権を奪われた。「主軸の責任を果たせなかった。上には上がいることを知った。夏に絶対戻ってきたい」。園部は悔しさをかみしめ、唇をかんだ。
(2013年4月1日 福島民友・高校野球ニュース)



 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス
福島民友NEWSmart
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN