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聖光学院、夏に夢つなぐ ナイン、叱咤バネに大きく成長

聖光学院、夏に夢つなぐ ナイン、叱咤バネに大きく成長

ベンチからの伝令でマウンドに駆け寄る伊藤主将(左から2人目、背番号〈17〉)=甲子園

 聖光学院ナインと県民の夢は夏に持ち越された。31日に甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われた第85回選抜高校野球大会第10日で、敦賀気比(福井)に敗れた聖光学院は、県勢として42年ぶりの4強入りを逃したが、「センバツ」初の8強入りという新たな歴史を刻んだ。「力不足」と周囲に言われ続けたナインだったが、悔しさとともに自信を胸に持ち帰り、夏への雪辱を力強く誓った。
 「ここまでやってきたことは間違いではなかった。8強入りが自信につながった」。試合後、伊藤颯主将(3年)が胸を張った。謙虚な伊藤主将から珍しく発せられた言葉は、ナインが今大会で得たものを示していた。
 聖光学院は県内公式戦81連勝を誇る強豪校だが、斎藤智也監督から「最近の5、6年で最も力がないチーム」と叱咤(しった)され、昨秋は県大会突破さえ危ぶまれていた。しかし、「失うものは何もない」と開き直ったナインは、準優勝した昨秋の東北大会に続き、今大会も躍進を続け、周囲を驚かせた。
 敦賀気比戦は大きく点差をつけられたが、「想定していた試合展開」とナインに焦りはなかった。ただ、「このままでは終われない意地だけはあった」(伊藤主将)。その思いが終盤の反撃につながった。一方で、敦賀気比に「力負け」を認めたナイン。全国の壁の高さをあらためて痛感させられた大会でもあった。「ここからまたチームをつくり上げたい」と伊藤主将。その目はまっすぐ夏を見据えていた。
(2013年4月1日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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