２年ぶりに単独チームで県大会に出場し、入場行進する原町ナイン＝あづま球場

　第６５回春季東北地区高校野球県大会は１６日、福島市のあづま、信夫ケ丘、郡山市の開成山の３球場で開幕した。開会式はメーン球場のあづま球場で行われ出場３１校の選手が入場行進した。初日は１回戦７試合が行われ、今春のセンバツに出場し支部予選を免除された、いわき海星と聖光学院の２校が１回戦を突破した。いわき海星は会津支部第２代表の会津学鳳との接戦を制した。４連覇を目指す聖光学院は序盤にリードを許したが逆転し、８回コールドで福島を退けた。聖光学院は県内公式戦の連勝記録を８２に伸ばした。第２日の１７日は３球場で１回戦８試合を行う。

　原町、２年ぶり単独チーム
　２０１１（平成２３）年の夏以来、２年ぶりに単独チームとして県大会出場を果たした原町。３年生が不在の中、１、２年生１８人の戦いが始まる。昨年秋の大会まで双葉、相馬農との連合チーム「相双福島」に参加していたが、部員が９人以上となったため今年から“独立”した。支部大会で「戦友」とも言える相双福島との戦いも制して出場を決めた。主将の西内海斗（２年）は「相双福島の先輩から『勝ってこい』と言われた。その思いも胸に一戦でも多く戦いたい」と意気込んだ。
（２０１３年５月１７日　福島民友・高校野球ニュース）