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若松商・長嶺、仲間支えた「プロ入り」 BCリーグ・ドラフト
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同級生らに胴上げされる長嶺選手=28日、会津若松市・若松商高
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プロ野球独立リーグ、ルートインBCリーグに来春参戦する本県の福島ホープスは28日に新潟県長岡市で開かれたドラフト会議で11選手を指名した。野球人生の集大成の場に本県を選んだ元メジャーリーガー・岩村明憲選手兼任監督の下、入団テスト「合同トライアウト」の狭き門をくぐり抜けた選手らが「プロ」として新たな世界に挑戦する。来年2月に合同自主トレーニングを開始、3月15日にキャンプインして開幕に備える。復興の後押しを誓う県勢選手も闘志を燃やしている。
若松商高の長嶺拓未選手(3年)はインターネット中継でドラフト会議の様子を見守った。地元枠で指名を受けると、周囲の同級生らとハイタッチを交わし、緊張から解き放たれたように満面の笑みを見せた。小学4年時に野球を始め、中学、高校でも中軸を任され、チームバッティングで貢献した。部活動引退後から合同トライアウトまで期間が空いたが、共に引退した3年生部員が練習の手伝いを申し出た。仲間とつかんだ「プロ入り」だった。
母親に電話で喜びを伝え、学校では佐藤信常校長(57)、羽染恒野球部部長(44)から「本校、会津、福島県の希望となるよう頑張って」とエールを受けた。長嶺選手は「岩村(明憲)監督から多くを学ぶ。自分を追い込み、うまい選手を追い越したい」と誓った。
(2014年11月29日 福島民友・高校野球ニュース)
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