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高校野球福島大会、19日抽選会 「相双福島」2度目の夏

高校野球福島大会、19日抽選会 「相双福島」2度目の夏

先輩を超える「夏2勝」で相馬農、双葉の「両校の校歌を歌いたい」と相双福島ナイン

 第96回全国高校野球選手権福島大会(7月10日開幕)の組み合わせ抽選会は19日、郡山市で開かれる。今年は部員不足に伴った三つの連合チームを含む81チーム(86校)が出場。連合の中でも相馬農、双葉の「相双福島」は、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の大きな影響に直面しながら2校での相双福島としては2度目の夏に挑む。「両校の校歌を歌いたい」。大会まで約3週間。球児たちは強い日差しが照り付ける夏の甲子園を夢見ながら練習に打ち込む。
 気迫のプレーで昨夏、1勝を挙げた。被災しても野球を諦めなかった先輩を追い掛け、練習に励んできた当時の2年生が主力となり、今夏は先輩を超える「2勝」を目標に掲げる。
 今年は3年生8人、1年生6人の14人。中心の大友大輝選手(双葉3年)は浪江町出身。原発事故で中学校は転校を余儀なくされたが「伝統ある双葉で学びたい」と双葉に進んだ。現在はいわき市で寮生活を送りながら練習に励む。「人数が少ない中で頑張った先輩を尊敬している。それが野球を続けている理由」と明かす。遠藤広大選手(相馬農3年)も「先輩たちの雰囲気は良かった。今年もいい。悔いのない試合をしたい」と見据えた。
 連合チームでも試合に勝った時に流れる校歌は1校のみで順番は双葉、相馬農と決めていた。1勝に終わった昨夏は双葉の校歌だけが流れた。相双福島を率いる森田健二監督(34)は「学校は違えど大切な教え子。どちらの校歌も歌わせたい」と語る。大友選手は昨夏の初戦での勝利後、帽子のつばに「咲かせてみましょう勝利の花」と書き気合を入れたが、次戦で敗れ、両校の校歌を歌うという夢を持ち越した。「今夏こそ」と大友選手は気合を込めた。
(2014年6月19日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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