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安積黎明、延長13回の熱戦制す 佐久間が会心の決勝打
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【福島成蹊−安積黎明】延長13回表安積黎明2死二、三塁、佐久間が勝ち越しの左前適時打を放つ。捕手渡部偉=開成山球場
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「伏兵」が初戦突破の原動力となった。夏の大会開幕戦にふさわしい延長13回の激闘に終止符を打つ殊勲打を放った安積黎明の佐久間智也(2年)は「言葉にならないくらいうれしい」と会心の笑顔を見せた。
初回に2点を許したが、2度にわたって追い付き、7回には勝ち越しに成功した。9回に追い付かれ、迎えた延長13回1死満塁。打席に向かった佐久間にはスクイズのサインが送られたが失敗し、好機をつぶした。
それでも、日ごろから行っている試合を意識した練習が実を結んだ。2死二、三塁。「すぐに気持ちを切り替えられた」と狙い球を絞り、高めに来た直球を左前に打ち返し、激闘の幕を降ろした。捕手としても先輩のエース渡辺晃太(3年)を鼓舞。得点圏に走者を背負うとマウンドに駆け寄り「絶対低めに投げろ」などとげきを飛ばした。渡辺も佐久間の声に応え、130キロ台後半の直球やカーブを軸に尻上がりに調子を上げ、チームの勝利に貢献した。
次戦はあさか開成との郡山勢同士の対戦。「試合が終わって1点勝っていればいい。泥臭い試合をしていく」。安積黎明の夏は始まったばかりだ。
(2014年7月11日 福島民友・高校野球ニュース)
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