５年連続の初戦突破に闘志を燃やす聖光学院ナイン＝大阪市・フェスティバルホール

　第９６回全国高校野球選手権大会（９日から１４日間・甲子園）の組み合わせ抽選会は６日、大阪市のフェスティバルホールで開かれた。本県代表で８年連続１１度目出場の聖光学院は大会第４日の１２日、１回戦第３試合（午後１時開始予定）で夏初出場の神戸国際大付（兵庫県）と対戦する。
　聖光学院が兵庫県代表と対戦するのは２００８（平成２０）年の第９０回記念大会２回戦で西兵庫代表の加古川北と対戦して以来２度目で、加古川北を９―２で下している。県勢と兵庫県勢との対戦は６度目（１勝４敗）となり、春を含めると９度目（２勝６敗）。聖光学院が勝ち進めば２回戦は大会第９日の１７日となる。試合後の抽選で対戦相手が決まる。

　聖光野球、聖地で見せる
　予備抽選後に行われた本抽選。春王者の龍谷大平安（京都）や昨秋に明治神宮大会を制した沖縄尚学など優勝候補の対戦校が次々と決まっていく中、聖光学院の山口優主将（３年）は４３番目にくじを引いた。最後の２校まで対戦相手が決まらなかったが、神戸国際大付（兵庫）がくじを引くと、聖光ナインの表情は一気に引き締まった。
　山口主将は「プレッシャーはあるが自分たちの野球をしたい」と力を込めた。兵庫県出身の４番安田光希は「正直びっくりした」と地元の代表校との対戦に驚きを隠せなかった。神戸国際大付には小学生の時、対戦した選手もいるが「やりづらさはない」と言い切った。抽選会後、斎藤智也監督と山口主将は、神戸国際大付の青木尚龍（よしろう）監督、西俊洋主将とあいさつ、健闘を誓い合った。
　選手宣誓には２３校の主将が名乗りを上げ、抽選で作新学院（栃木）の中村幸一郎主将に決まった。山口主将は立候補しなかった。
　聖光ナインはこの日の午前中、興国学園総合グラウンド（大阪）で１時間３０分練習した。野手が主力投手を相手に試合形式の打撃練習に汗を流した。
（２０１４年８月７日　福島民友・高校野球ニュース）