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聖光学院ナイン、熱戦心待ち 室内練習場で快音響かせる
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横山部長が見守る中、打撃フォームを確認する飯島=兵庫県尼崎市、市立尼崎高
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第96回全国高校野球選手権大会の開幕延期が決まった9日、聖光学院ナインは兵庫県尼崎市立尼崎高で練習に汗を流した。この日は開会式に参加後、休養する予定だった。ナインは打撃練習で快音を響かせるなど延期の影響を感じさせないはつらつとした姿を見せた。斎藤智也監督は福島大会決勝から試合間隔が空くことから「選手に早く試合をさせたい」と話した。
聖光学院ナインは球場入りせず、午前11時から約2時間、室内練習場で練習した。石垣光浩(3年)藤田理志(2年)ら内野手はノックで軽快な動きを見せ、外野手は横山博英部長から指導を受けながら素振りで打撃フォームを確認。この後、野手陣が打撃投手2人を相手にしたフリー打撃を行った。投手陣はキャッチボールで感触を確かめた。10日は午前10時から尼崎高室内練習場で、午後1時からは奈良県生駒市の近畿大硬式野球部の室内練習場でそれぞれ1時間30分ほど練習、11日の開会式に臨む。
飯島「早く試合したい」
初戦が14日にずれ込むことが決まった。「早く試合をやりたい」と聖光学院の飯島翼(3年)はもどかしさを口にしたが「準備できる時間が増えた。(神戸国際大付のエース)黒田のスライダー対策を入念にしたい」と気持ちを切り替えた。
飯島は、大阪入りした後も1日約700スイングをこなしているが、その裏には悔いを残した1打席がある。福島大会決勝の日大東北戦、九回裏2死三塁とサヨナラの場面で凡退した。
「好機で決めきれなかった」との思いが原動力となって「フォーム改造」に着手。最短距離でバットを出すことや、体が投手方向へ突っ込まないように修正した。飯島は「調子が上向いてきた。あとはフォームを体に染みつかせたい」と手応えを口にした。福島大会決勝から進化を遂げた飯島が大舞台で力を発揮する。
(2014年8月10日 福島民友・高校野球ニュース)
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