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聖光学院“絆の継投” エース船迫、石井の分まで俺たちが

聖光学院“絆の継投” エース船迫、石井の分まで俺たちが

接戦を制し、駆け寄る先発の今泉投手(18)に笑顔を見せる船迫投手(右)と高野捕手=甲子園

 阪神甲子園球場で14日に行われた第96回全国高校野球選手権大会1回戦で神戸国際大付(兵庫)を接戦の末に破り、5年連続の初戦突破を果たした本県代表の聖光学院。強力打線同士の激しい打ち合いが予想された試合は、1点を争う投手戦となり、固い絆で結ばれた聖光学院の投手陣が好投を演じた。エース船迫大雅(ふなばさまひろまさ)投手(3年)ら投手陣は、ベンチを外れた元エース石井成投手(3年)の思いを胸に福島大会でも見せた盤石の投手リレーで勝利を呼び込んだ。
 9回表、最後の打者を左飛に打ち取り、両手を突き上げた船迫投手。高野光輝捕手(3年)と共に、流れをつくった先発の今泉慶太投手(2年)を迎え入れ、勝利の喜びをかみしめた。校歌斉唱後に向かった応援スタンドには、石井投手のとびきりの笑顔があった。「ずっと石井の背中を追い掛けてきた。その石井の分まで投げたい」。船迫投手は特別な思いでマウンドに上がっていた。聖光学院入学後は部員のレベルの高さに驚き、「本当にやっていけるのだろうか」と不安もあった。今では「ライバルであり、燃えさせてくれる投手」と評する石井投手は1年秋からエースとして活躍、当初は憧れも抱いた。船迫投手は斎藤智也監督の助言で1年秋ごろから横手投げに転向して急成長、今春からエースナンバーを背負った。石井投手の調子が上がらずベンチを外れると、背番号の重みが増した。
 石井投手は「甲子園のマウンドは聖光の練習場と似ている」と助言し、試合前はいつも通り「頑張れよ」と送り出した。「その一声が励みになる」と船迫投手。仲間の思いと、甲子園初勝利で得た自信を胸に2回戦での熱投を誓った。
(2014年8月15日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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