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聖光学院「8強」 滋賀・近江に2−1で逆転サヨナラ勝ち
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【聖光学院―近江】9回裏聖光学院1死一、三塁、石垣がサヨナラのセーフティースクイズを決める=甲子園
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第96回全国高校野球選手権大会第11日は21日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦4試合を行い、本県代表の聖光学院は、6年ぶり11度目出場の近江(滋賀)に2―1で逆転サヨナラ勝ち、4年ぶり3度目のベスト8入りを果たした。聖光学院は夏、春通じて初の甲子園3勝。県勢の「夏3勝」は1971(昭和46)年に準優勝した磐城以来43年ぶりとなる。
聖光学院は0―1で迎えた9回、先頭の3番柳沼健太郎(3年)が右前打で出塁。4番安田光希(同)のバント(記録は内野安打)、続く伊三木駿(同)の犠打で1死二、三塁とすると、代打海老沼圭司(同)の内野ゴロが相手の野選を誘い三走柳沼が生還、土壇場で追い付いた。続く石垣光浩(同)は1死一、三塁からセーフティースクイズを決めた。持ち味の機動力を生かし、劇的な逆転を演じた。
先発の今泉慶太(2年)は決め球のスライダーとチェンジアップを効果的に使い、出場49校で地方大会最高打率を誇った近江打線を6回途中まで犠飛による1失点に抑えた。継投したエース船迫(ふなばさま)大雅(ひろまさ)(3年)も再三走者を背負いながら、伸びのある直球と切れのあるスライダーで無失点に切り抜け、逆転につなげた。守備陣は、遊撃石垣や左翼八百板卓丸(同)が好捕を見せるなど3試合連続の無失策で接戦での勝利に貢献した。
聖光学院は初の4強入りを懸け、大会第12日の22日に行われる準々決勝第4試合(午後3時30分開始予定)で2年連続8度目出場の日本文理(新潟)と対戦する。
石垣が絶妙スクイズ、「聖光野球」仕掛けズバリ
わずか10分間に起きた9回裏の逆転サヨナラ劇に甲子園が揺れた。長打が出なくても、連打が出なくても得点を狙い続ける「聖光野球」を次々と仕掛け、同点に追い付いた。なお1死一、三塁、“終演”となるセーフティースクイズを7番石垣光浩(3年)が決めた。選手の技術を指揮官が信じ、選手が指揮官の思いに応えたプレーだった。
「一塁手がベース付近にいた。スクイズなら100%成功する」。斎藤智也監督は勝負所で強攻策から一転、セーフティースクイズを選択、3球目で指示を切り替えた。石垣もまた「一塁手が後ろにいた。転がせば1点入る」と指揮官の狙いを瞬時に理解、低めの直球を一発で仕留めた。甲子園入り後は控えに回りながらも、途中出場の1回戦の神戸国際大付戦で殊勲の決勝打を放った石垣が、またも試合を決めた。
「本当にラッキーボーイになっている」。試合後の“お立ち台”で斎藤監督は勝敗を左右する場面で打席が回り、勝利に導くプレーを続ける石垣を笑顔でたたえた。指揮官の起用に応える石垣は「甲子園に来て球がよく見えている。多くの観客の前で『絶対にやってやろう』という気持ちになっている」と聖光初のベスト4入りを懸けた準々決勝に気持ちを高ぶらせる。
(2014年8月22日 福島民友・高校野球ニュース)
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