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聖光学院、最終回に“ドラマ” 福島大会決勝の再現
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近江に逆転サヨナラ勝ちし、応援スタンドに向かう聖光学院ナイン=甲子園
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聖光ナインの勝利への執念が劇的な逆転サヨナラ勝ちを生んだ。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で21日に行われた第96回全国高校野球選手権大会3回戦で、近江(滋賀)に逆転サヨナラ勝ちし、ベスト8進出を決めた聖光学院。初の「夏3勝」は、県勢としても43年ぶりの快挙だ。ナインは大舞台でも持ち味の粘り強い野球を貫き、新たな歴史の扉を開いた。悲願の「深紅の大優勝旗」に、また一歩近づいたナインに迷いはない。
1点を追う9回裏。ベンチ内で声援を送るナインに諦めの表情はなかった。福島大会決勝で最終回に4点差を追い付き、延長で破った日大東北戦が選手の脳裏に浮かんでいた。「あの試合で自信がついた。きょうの方が緊張しなかった」と山口優主将(3年)。ナインは勝つことに気持ちを集中させた。
「最終回は大勝負に出た」(斎藤智也監督)。代打に送った海老沼圭司選手(同)はしぶとく内野ゴロを転がし、三走が生還し同点。好調の石垣光浩選手(同)にはスクイズを指示して逆転に成功した。「勝ちたい」という選手の思い、そして選手を信じた指揮官の思いが相手を上回った。
(2014年8月22日 福島民友・高校野球ニュース)
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