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  日本一への道 聖光学院8年連続の夏(上)
“挑戦者の立場”崩さず

“挑戦者の立場”崩さず

8年連続出場で戦後最長記録に並んだ聖光学院ナイン=開成山球場

 第96回全国高校野球選手権福島大会を制し、8年連続11度目の優勝を飾った聖光学院。夏の甲子園の8年連続出場は智弁和歌山(和歌山県)に並ぶ戦後最長記録となる。偉業達成の裏には優勝候補の筆頭として各校の目標とされながらも、常に挑戦者の立場で戦ってきたひたむきな姿勢が見える。聖光ナインの歩みを振り返った。

 日本一を大目標に掲げる聖光学院だが、真価が問われる夏となった。昨秋の県大会準決勝で敗れ、春は県大会こそ優勝したが東北大会の初戦で敗退、7年間守ってきた第1シードの座を失った。戦いぶりに注目が集まる中、初戦を迎えた。

 初戦の2回戦の相手は岩瀬農。聖光打線は序盤から爆発、27点を挙げコールド勝ちした。打線の勢いは止まらず、3回戦の郡山商もコールドで下した。好投手菅野秀哉(3年)を擁する4回戦の小高工こそ2−0と辛勝したが、準々決勝の若松商は再びコールドで決め、準決勝も危なげなく突破した。迎えた決勝は連勝記録を止め「打倒聖光」に燃える第1シード日大東北。試合は熾烈(しれつ)を極めた。

 聖光学院は劣勢を強いられ、4点差を付けられたまま9回2死を迎えた。敗戦ムードが漂う中でも聖光ナインは、挑戦者として挑み続けた。「やれることをやるだけだ」。ナインの執念がバットに乗り移り、1点差に迫ると、伊三木駿(3年)の三塁打で同点に追いついた。そして延長11回、柳沼健太郎(同)がサヨナラ打を放った。

 聖光学院は苦戦を強いられながらも全国制覇に向けての出発点に立った。「甲子園に7年連続出場して優勝していないチームはない」と斎藤智也監督は話す。激戦で一回り成長したナインに慢心はない。歴史の一ページを刻むべく、ナインの戦いが始まった。

(2014年7月28日 福島民友・高校野球特集)



 

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