【東日大昌平−若松商】延長１０回裏若松商２死一塁、坂上良の適時打で生還した坂上孝（右から２人目）、捕手村上＝白河グリーンスタジアム

　第６６回春季東北地区高校野球県大会第２日は１７日、白河市の白河グリーンスタジアムと天狗山球場で１回戦５試合を行った。福島工は白河実に５−２で勝ち、春の県大会初勝利を挙げた。いわき光洋はいわき勢同士の対決をサヨナラで制し、若松商は逆転サヨナラ勝ちした。
　第３日の１８日は同市の白河グリーンスタジアム、天狗山球場と、福島市の信夫ケ丘球場の３会場で１回戦７試合を行う。

　“双子活躍”熱戦に幕
　若松商の双子で兄の坂上孝輔、弟の良輔（３年）の活躍が熱戦に幕を下ろした。「チームメートとして、兄弟として、絶対に負けたくなかった」と２人は口をそろえた。同点に追いついた十回二死。「何としてもつなげたかった」と、孝輔がインコース低めの直球を中前にはじき返して出塁。
　打席に立った良輔は「（兄に）負けてられない」と競争心をむき出しにして直球に食らいつき、右翼に運んだ。「目標は東北大会」という２人のまなざしは、次戦を見据えた。
（２０１４年５月１８日　福島民友・高校野球ニュース）