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会津学鳳、チーム結束で泥臭く 郡山との“乱打戦”を制す

会津学鳳、チーム結束で泥臭く 郡山との“乱打戦”を制す

【郡山−会津学鳳】9回表会津学鳳1死二塁、浅沼の適時打で逆転のホームを踏む今井=鶴沼球場

 両校合わせて27得点、31安打の乱打戦は土壇場9回に逆転した会津学鳳が競り勝った。
 どちらにほほ笑むか勝利の女神が迷ったかにみえた。両チーム投手の球数は計368球。選手が一投一打に躍動したシーソーゲームを制したのは、エースの先発回避でチームが結束した会津学鳳だった。
 会津学鳳はエース今井文太(2年)を中心に守り勝つ野球で支部予選を突破した。だが、今井は肩甲骨を痛め、右翼手として出場した。今井以外は投手経験がほとんどない。「今日は打ち勝つ」とチームはまとまりをみせ、終盤まで想定した展開となった。
 2回に先制し、追い付かれた後の7回には一挙6点の「ビッグイニング」を作った。しかし、野手陣の継投がもたず、1点を勝ち越され最終回を迎えた。先頭の大竹隼平(同)は「自分が出なきゃつながらない」と詰まりながらも右前に運んだ。この安打を足がかりに逆転劇が生まれた。裏の守りはけがをおして今井が投げた。
 9回、勝ち越し打を放った浅沼一輝(同)は「総力戦を覚悟していた。次も泥臭くやる」と意気込んだ。
(2014年9月15日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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