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磐城、甲子園準V“蘇る記憶” 決勝戦・実況収録レコード
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箱崎校長(左から2人目)にレコードを手渡す高沢さん(同3人目)
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1971(昭和46)年夏の全国高校野球選手権大会で準優勝を果たした、いわき市の磐城高。当時ラジオで放送された、桐蔭学園(神奈川県)との決勝戦の実況中継や試合後のインタビューなどを収録したレコードが見つかり、所有する同校OBが3日、「再び甲子園で活躍してほしい」との思いを込め同校に寄贈した。
レコードを所有していたのは、同校OBの市職員高沢祐三さん(56)で、家を片付けていて見つかった。試合当時、高沢さんは中学1年生だったため、テレビの前で一生懸命応援した記憶はあるが、なぜレコードを手に入れることができたのか分からないという。しかし「自分が持っているより学校に置いた方が良い」と考え、寄贈を決めた。
贈呈式は同校で行われ、高沢さんが箱崎温夫校長にレコードを手渡した。「(桐蔭学園が活躍する内容のため)これを聞いて悔しい気持ちになって、『もっと上』と目指してほしい」と高沢さん。同じく同校OBの箱崎校長は「大切に保管したい」と感謝し、鈴木幹久同校野球部後援会長は「野球部100周年事業で全国各地から資料を集めた時にも出てこなかった貴重な品だ」と喜んだ。今後、野球部の激励会などで部員らに聞いてもらう予定。
(2015年7月4日 福島民友・高校野球ニュース)
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