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会津農林、15回サヨナラ 熱闘3時間54分、鈴木が殊勲打
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【船引−会津農林】延長15回裏会津農林2死二、三塁、サヨナラ適時打を放つ会津農林の鈴木=あいづ球場
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会津農林が延長15回にもつれ込んだ熱戦をサヨナラで制した。炎天下で繰り広げられた3時間54分にわたる死闘に決着を付けたのは会津農林の鈴木頼樹(3年)の一振りだった。殊勲の中前打を放った鈴木だが「勝ちたいという気持ちでみんなが団結した結果。勝ててうれしい」と謙虚に喜ぶ。
初回に先制したが、逆転され一時4点をリードされた。それでも食らいつき、延長戦に持ち込んだ。両チームとも3点ずつを追加して迎えた11回からは、主将川綱寿晃(3年)と船引の村上裕也(2年)との投げ合いになり、スコアボードに0が次々と刻まれた。
1番鈴木は延長13回の第7打席まで無安打。守りでミスも出て責任を感じていた。迎えた延長15回で回ってきた第8打席。引き分け再試合も見えていた。江川篤監督から「思い切り振ってこい」と背中を押されると固い決意で打席に立った。
5球目に投じられた外角の直球。鈴木が見事にはじき返した。悔しい気持ちが報われた一打だった。「この試合を戦ったことが自信になる」と鈴木は言い切る。経験を自信に変え、会津農林の熱い夏はまだまだ続く。
(2015年7月14日 福島民友・高校野球ニュース)
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