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“夏の4強”決定 聖光学院vs福島工、福島商vs日大東北
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【東日大昌平−福島工】1回裏福島工1死二塁、渡辺の右前打で二走安島(6)が生還し先制。ナインから祝福を受ける=あづま球場
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夏の甲子園出場を懸けた第97回全国高校野球選手権福島大会第8日は21日、福島市のあづま、白河市の表郷天狗山の両球場で準々決勝4試合を行った。いずれもコールド勝ちの第1シード聖光学院、第2シード日大東北、第6シード福島商、ノーシードの福島工が4強入りした。
福島工は10−2の7回コールドで第5シード東日大昌平を破り、46年ぶりの4強入りを決めた。福島商は8−1の8回コールドで実力校の白河実を退け8年ぶり30度目の準決勝進出。9連覇を狙う聖光学院は9−0の7回コールドで田村に快勝し、2年連続準優勝の日大東北は14−0の6回コールドで郡山商との県中勢対決を制した。
22日は移動日で、聖光学院−福島工、福島商−日大東北の準決勝は23日、あづま球場で行われる。決勝は24日に同球場。
東日大昌平・小田主将、最後までナイン鼓舞
ピンチを迎えても穏やかな表情を崩さず、敗戦が決まりうなだれるナインを肩をたたいて慰めた。部員58人を束ねた東日大昌平の主将小田幸樹(3年)は最後まで頼もしかった。
昨秋の県大会で準優勝となり、東北大会で強豪花巻東(岩手)と引き分け再試合の死闘を演じた。この夏の活躍が期待された世代だったが、大会前の不祥事で主力4人が欠場、大会に出場できるかさえ分からない緊急事態に陥った。
周囲からは厳しい視線が注がれた。何度もミーティングを重ね「少しでもきちんとした姿を周りに見せる大会にしなければならない」と気持ちを新たにした。ひたむきに野球に取り組む原点に立ち返り、私生活を見直し、全力プレーを徹底。何とかたどり着いた夏だった。
2安打2得点と気を吐いた郷家将伍(同)は「小田がいなければ、チームはまとまらなかった」と声を絞り出し、吉田幸祐監督も「叱咤(しった)激励すると、いつも前向きに応えてくれた」とねぎらった。
「2年生が監督を甲子園に連れて行ってほしい」。苦難を乗り越えた小田主将の願いは、後輩たちに託された。
(2015年7月22日 福島民友・高校野球ニュース)
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>>>> 《
7月21日の試合結果 》 |
◎―― あづま球場 ――◎
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聖光学院は投打に隙なし 田村、遠い本塁 |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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田村
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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聖光学院
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3
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4
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1
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0
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0
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1
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X
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9
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(7回コールド)
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福島工が46年ぶり進撃 東日大昌平、6回の失点響く |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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東日大昌平
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0
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0
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0
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1
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0
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1
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0
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2
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福島工
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3
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0
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0
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0
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1
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6
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X
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10
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(7回コールド)
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◎―― 表郷天狗山球場 ――◎
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日大東北、打線に勢い 郡山商は流れつかめず |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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日大東北
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0
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0
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1
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1
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7
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5
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14
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郡山商
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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(6回コールド)
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福島商、見せた集中打 逆転許した白河実 |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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白河実
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0
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1
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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1
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福島商
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0
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0
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0
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4
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0
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0
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0
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4x
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8
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(8回コールド)
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