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3年連続「聖光学院−日大東北」 夏の福島大会26日決勝

3年連続「聖光学院−日大東北」 夏の福島大会26日決勝

【福島商−日大東北】3年連続の決勝進出を決めハイタッチを交わし喜ぶ日大東北の投手斎藤と捕手芳賀=あづま球場

 夏の甲子園出場を懸けた第97回全国高校野球選手権福島大会第9日は25日、雨のため2日間順延した準決勝2試合を福島市のあづま球場で行い、9連覇の懸かる第1シード聖光学院と12年ぶり8度目の優勝を狙う第2シード日大東北が決勝に進んだ。決勝で両校が顔を合わせるのは3年連続6度目で、対戦成績は聖光学院4勝、日大東北1勝。
 聖光学院は強打の福島工を1安打に抑え、6−1で快勝した。日大東北は5回に2点を先制し、2−1で第6シード福島商を下した。決勝進出は聖光学院が9年連続13度目、日大東北が3年連続15度目。最終日の26日は午後1時から、同球場で決勝を行い、出場78チーム(87校)の頂点が決まる。

 「最速142キロ」 日大東北・斎藤、渾身の救援
 「絶対に甲子園に出場する」。1点リードで迎えた9回2死二、三塁のピンチ。マウンドに立つ日大東北の斎藤未来(3年)は、「気持ち」と書いた帽子を見て、亡くなった祖父登志恵さんと交わした約束を思い出した。渾身(こんしん)の力を振り絞った直球で相手打者を中飛に打ち取ると、捕手芳賀拓磨(3年)とハイタッチを交わした。
 土壇場で逆転負けを喫し、甲子園出場を逃した昨夏。スタンドで声援を送っていた斎藤は試合後、甲子園出場を祖父と約束した。その祖父は昨年他界。甲子園での勇姿は見せられなくなったが、約束を果たすことを心に誓った。
 大会までの道のりは険しかった。2月に右肘の軟骨除去手術を受け本格的に投球を再開したのは5月。エースナンバーは岩城光(3年)に譲ったが、救援で準決勝までの毎試合に登板、「火消し役」としてチームを支えてきた。
 この日も岩城からバトンを受け継ぎ7回無死一、三塁の場面で登板。「気持ちで抑えるしかない」。最初の打者を邪飛に打ち取ると、続く打者2人を内野ゴロで仕留め、最少失点で切り抜けた。直球は自己最速の142キロをマーク。頼りになる右腕が躍動した。
 聖光学院は3年連続で決勝でぶつかる因縁の相手だ。過去2年はいずれも九回2死から逆転を許した。「ここまで来れば全力を出すだけ」。果たせなかった先輩たちの夢も背負い、斎藤は甲子園出場の吉報を「天国」の祖父に届ける。
(2015年7月26日 福島民友・高校野球ニュース)

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