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日大東北…また1点差 二枚看板で継投、強気に内角攻め

日大東北…また1点差 二枚看板で継投、強気に内角攻め

【聖光学院−日大東北】5回裏聖光学院2死一、二塁、先発岩城(左)が斎藤にマウンドを託す=あづま球場

 日大東北の前に聖光学院が壁となって立ちはだかり、12年ぶりの甲子園への道が閉ざされた。決勝の舞台で3年連続で1点差に泣いた。1年生の夏からベンチ入りし、3度目の決勝で雪辱を期したエース岩城光(3年)は「悔いはないが、何かが足りなかった」と目を赤くした。
 二枚看板で挑んだ夏。エース岩城は初回から飛ばした。胸には先輩からの助言があった。「ファウルでもいいからインコースを攻めろ」。左打者7人をそろえた聖光学院に対し、内角低めをえぐるカットボールを中心に配球、強気に攻め続けた。
 だが聖光学院打線は失投を見逃さなかった。「決め球のカットボールが甘く入ってしまった」。2回、外角に抜けた変化球を痛打された。5回にも連打を許し、「勝利の条件」としていた2失点のラインを越えた。
 5回途中。「頼むぞ」と岩城に背中を押された背番号10の斎藤未来(同)がマウンドに立った。斎藤は岩城の思いを引き継ぐように左打者の内角を攻め続けた。スライダーとフォークを駆使、相手打者を抑え反撃に望みをつないだが、あと一歩届かなかった。
 「ライバルであり、信頼できる友」と岩城。互いに認め合う斎藤と“打倒聖光”に燃えた夏だった。「ベストゲームだった。後輩は聖光に勝つことではなく、甲子園で勝つことを目標に戦ってほしい」。3年間抱き続けた夢の続きを後輩に託した。
(2015年7月27日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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